紛争やパンデミックの中で不確かな未来へと進んでいます。
そんな中、NHKの番組でVaundyさん(ミュージシャン)の若さ溢れるのびのびとした素晴らしいパフォーマンスを観て胸が熱くなりました。
人工知能や解析サービスを長くやっていると、人の頭脳の部分ではなく直立して飛んだり、走ったり、踊ったりする基本的な運動能力が何よりも人工化において高い技術ハードルであることがわかってくる。
弊社の製品がメタバース(仮想空間)などへ採用が続いていますが、目や耳を塞ぎアバターを動作させるのは人本来の持つ運動能力の素晴らしさと異なる世界であり、個人的には今も違和感が拭えないままである。
香りや匂いもまた大切です。
今の子どもたちはマスクを付ける習慣が定着しており、当社に出入りする方もマスクをとったお顔を拝見したことがない方も多く、嗅覚への影響だけでなくセキュリティの面においても不安を感じます。
新幹線の車内も空港も独特の匂いがあり、年齢を重ねても親しみや懐かしさを感じるものです。その香りを言語化するサービスに当社の基盤製品が新しく採用されています。
「香りを言語化」というと「甘い」、「柑橘系」などを単純に連想しますが、「新車の匂い」「土の香り」など多くの方が無意識に認知している言葉のマジックが存在します。
仮想空間からリアルな飲食店、ロボットまで、今年もさらに多分野で採用が拡大するよう少し急ぎ足で進める1年にしたいと思います。
2023年 ジェットラン・テクノロジーズ株式会社
代表取締役社長 兼 CEO 野武 浩